Raspberry Piのクロスコンパイル環境をWindowsパソコン上のEclipceで構築する

Raspberry PiのプログラムをWindows上でC言語で書くために、Eclipceを使用してクロスコンパイルできるように環境を構築していきたいと思います。

開発環境としては大雑把には下記の二つに分類されるかと思います。

・Raspberry Pi上でプログラム書いてコンパイルする方法

・別環境でクロス開発環境を整えてコンパイルする方法

私の少ない経験では一般に組込みLinuxの開発ですと、別Linuxパソコンでクロス開発を整えるという方法が多かったですが、Raspberry Piは高機能なためそのままRaspberry Piで開発されるかたも多いようです。

今回は使い慣れたWindowsで統合開発環境Eclipceを使用してデバッグできるようにしてみたいと思います。

こちらのサイトではLinuxでの環境ですが、Eclipce設定などかなり詳しくのってわかりやすいので、ご参考ください。

■ツールチェーンのダウンロード

Windows上でRasberry piのプログラムをコンパイルするためにツールチェーンをダウンロードします。

ツールチェーンは下記の2つがあるようです。

http://gnutoolchains.com/raspberry/

ドイツのSYXPROGという会社が提供しているツールチェーンです。

Rasberry pi用で「Include files and libraries from the Raspberry PI image」

との記述があります。

http://www.linaro.org/downloads/

Linuxのカーネルなどを提供している団体?です。

今回はこちらのツールチェーンで動かしてみたいと思います。

上記リンクを開くと下の方にLinaro Toolchainという項目があります。

linaro-toolchain-binaries (little-endian)の中のWindowAchiveをクリックします。

以前は、これでexeファイルがダウンロードできたようなのですが、

今はいくつかのファイルの選択画面になります。

ホスト側の環境によって選ぶようですが、ちょっと説明がなくわかりにくいです。

x86系のPentiumPro 以降のものを i686 と呼ばれてるらしいので、とりあえず下記をダウンロードします。

gcc-linaro-5.3-2016.02-i686-mingw32_arm-linux-gnueabihf.tar.xz

tar.xzで圧縮されているので、下記ソフトを使って解凍します。

・7-Zip

https://sevenzip.osdn.jp/

xzを解凍してtarファイル→tarファイルを解凍というように、2回解凍が必要になります。

解凍フォルダはわかりやすい場所にしておきます。

■Eclipseのダウンロード

設定などを簡単にするために、

windows 向けに Eclipse 本体とを日本語化プラグインのPleiadesが一緒になった、

Pleiades All in One を下記サイトからダウンロードします。

https://mergedoc.osdn.jp/

この記事を書いている現在最新のEclipse 4.5 Mars を選択します。

Pleiades

各パッケージの選択画面が開きます。

今回はC言語を使用するので、C/C++パッケージをダウンロードします。

Full Edition を選んでおけば必要なものをインストールしてくれるので楽です。

お使いの環境に合わせて32bit,64bitを選んでください。

パッケージ選択

ダウンロードし、適当な場所に解凍するだけです。

解凍する際に、そのまま解凍するとフォルダ名が無駄に長いままなってしまうことがあります。(pleiades-e4.5-cpp-jre_20160312.zipを解凍するとpleiades-e4.5-cpp-jre_20160312というフォルダに解凍されてしまう。)

パスなどがあまり長いと予期しないことが起きることもあるので、

できるだけパスは短くした方がいいかと思います。

解凍したフォルダにあるpleiadesフォルダ→eclipseフォルダの順に開きます。

eclipseフォルダの中にあるeclipse.exeをクリックすれば起動します。

■Eclipseでプロジェクト作成

起動時にワークスペースの場所を聞かれます。管理しやすい名前に設定しておきます。ワークスペース選択

Eclipseが起動したら、上部メニューのファイルから新規→プロジェクトを選択します。

するとウィーザードを選択するダイアログが表示されますので、

C/C++フォルダからCプロジェクトを選択します。

プロジェクト名記入

次へをクリックすると構成の選択の画面になりますので、

そのまま次へをクリックします。

すると、クロスGCCコマンドの画面になります。

先ほどダウンロードしたツールチェーンを下記のように記入して次へをクリックします。

クロスGCC入力

クロスコンパイラー接頭部 arm-linux-gnueabihf-

クロスコンパイラーパス C:\gcc-linaro-5.3-2016.02-i686-mingw32_arm-linux-gnueabihf\arm-linux-gnueabihf\bin

※パスは先ほど回答した場所に変更してください。

後で変更する場合は、プロジェクトのプロパティを開いてC/C++ビルドの設定から変更できます。

完了をクリックして終了です。

■ソースファイルを作成してビルド

上部メニューのファイルから新規→ソースファイルを選択します。

開いたファイルに下記コードを記述して保存します。

ここではHello.cと保存しました。
#include <stdio.h>

int main(void) {
printf(“Hello”);
return 0;
}

上部メニューのプロジェクトからすべてビルドを選択します。

コンソールにエラーなどが出ずにBuild Finishedと表示されれまば完成です。

DebugまたはReleaseフォルダに実行ファイルができています。

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